リスクを分散させる分散投資とは?

   

リスクが伴う投資を行なううえで、リスクをどれだけ回避できるかが投資を成功させるカギとも言えます。そこで今回は投資のリスクをおさえる方法のひとつ「分散投資」について取り上げたいと思います。

・分散投資とは何?

分散投資とは、リスクを分散させる目的で行う投資方法を指します。分散させる対象となるものには、投資の種類、投資の対象、投資にあてる時間があります。これら3つが全ての投資商品に使える方法というわけではなく、投資の種類によっては分散できるものと出来ないものがあります。例えば、株式投資を行なう人は、1社に投資することで抱える倒産といったリスクを分散させるために、複数の会社に投資をするという投資対象の分散を行うことが効果的です。また、投資信託では買い付けの時期を分散させるドルコスト平均法といった時間の分散がリスクを分散させる点で効果的とされています。他にも、種類を分散させるという方法では、インフレに弱い債権とインフレに強い不動産投資といった投資の種類、商品を組み合わせて投資を行なう分散投資もあります。

・不動産投資における分散投資

分散投資は、リスクを分散させるという目的においては効果的とされていますが、同時にリターンを分散させることになりますし、分散して投資するための資金が、分散させない場合よりも必要となってしまうというデメリットもあります。また投資商品の種類によっては分散投資を行なうことが逆にリスクとなる場合もあります。
例えば、アパート経営といった不動産投資の場合は対象を分散させるために初めから何物件かを持って経営してしまうなら、初期費用がかさみ融資金額が増えることや空室リスクなどリスクを増やすことになります。それよりも、確実に1棟目の経営を成功させ収益を得てから、2棟目、3棟目の経営を始める方がリスクを分散させることよりもリスクを回避できる方法といえます。不動産投資においては、リスクを回避させるために分散投資を行なうのではなく、リスクを回避して安定した経営ができたからこそ分散投資を行えるという流れになるのがベストなのです。

・サラリーマン大家の分散投資

アパート経営での分散投資はリスク回避としては株式投資などに比べ効果的ではないように感じるかもしれませんが、実はサラリーマン大家としてアパート経営をおこなっている人は既に分散投資が行えていると言えます。サラリーマンという本業と、アパート経営という副業という2か所からの収入があるからです。また、サラリーマンであることによって、アパート経営のための融資を受けやすくなるという信用を得る点でも本業があるという収入の分散によって得られる益と言えます。アパート経営そのものに関しては、早い段階での分散投資は危険ですが、サラリーマン大家という分散投資は効果的な投資方法と言えるでしょう。

・まとめ

投資におけるリスクをおさえる方法として分散投資という方法があります。投資対象や種類、時間を分散させることでリスクも分散させることが出来るので株式投資や投資信託では効果的な方法として用いられています。しかし、不動産投資のみで考えるとはじめから投資物件をいくつも持つこと、分散させることはリスクをおさえるどころか増やす要因となってしまうかもしれません。まずは1棟を確実に経営しリスクをおさえることで成功させましょう。それから物件を増やすことは出来ます。また、サラリーマン大家として副業で不動産投資を行なうことは、分散投資の良い方法とも言えます。どんな方法にせよ投資にはリスクが伴うので、リスクを回避するための投資の種類に応じた知識を身につけておくことが重要です。

【担当:中原 義則】

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